束縛の基準がしっかりと定まっていれば、相手に振られない上手な束縛ができます。
こんにちは。メンヘラ的な思考ながら、中学時代の失恋以来、全6人の恋人に振られた経験のない「目白のヨンマ(メジヨン)」(Twitter:@mejiro4ma)です。
個人的には、幸せな恋愛に束縛は必要不可欠だと考えています。
束縛は、上手く行えば最強の愛情表現になるのです。
束縛したい気持ちに駆られているけれど、嫌われるのが怖くて束縛を控えていたり、いま実際に束縛しているけれど、罪悪感を感じていたり…
束縛って、加減が難しいものです。
この記事では、相手に振られずに上手に束縛しつつ、より良好な関係を築くための考え方について紹介していきます。
目次
束縛の基準は?
基本的に、束縛自体は悪いことではないでしょう。
相手が他の異性にも良い顔をしたり、しょっちゅう男女グループで遊んでいたりすると、恋人としては行動を制限したくなるものです。
しかし、独り占めしたいからと強く束縛しすぎてしまったが為に、相手に愛想を尽かされてしまっては元も子もありません。
では、関係を良好に保ちながら、相手の行動を自制してもらうためには、どれくらいの基準まで束縛が許されるでしょうか。
束縛自体は悪じゃない
私メジヨンの意見としては、「束縛は悪じゃない、愛だ」と考えています。
そもそも、1組の男女が付き合うということは、互いを束縛することと同然だと思うのです。
付き合った後も他の異性とやりたい放題やっていたら、付き合う意味がありませんから。
だから、付き合っているのなら、「○○しないでほしい」「○○するのは私だけにしてほしい」と言って良いのです。
「恋人」という関係性の特長は、互いを一定の範囲で束縛する資格があることです。
これが、恋人としての特別感に繋がるのです。
世の中には、「セックスフレンド(セフレ)」という関係性も存在します。
つまり、付き合っていない男女でも、セックスならできる。
そのため、セックスをするだけで特別感を得るというのは困難な話なのです。
「付き合う」という契約は、互いにとって特別な存在になることですよね?
それならば、ある程度は互いを独占・束縛して然るべきです。
では次に、どのくらいの束縛までが許容されるかを考えてみます。
束縛の基準はどこまで?
束縛の基準はどこまででしょうか。
私の考えでは、「公私で判断する」がベストだと思います。
つまり、所属団体全体の公的な集まりなのか、プライベートでの単なる遊びなのか、という視点です。
これがベストであると考える理由は、二人の感情論だけでなく、第三者的な指標で判断できるようになるからです。
コミュニティー全体でのイベントや飲み会など、社会人として出席しなくてはならない催し物は一定数あります。
それすらも「行くな」と言い始めると、とうとう恋人の「社会の一員としての活動」に支障を来してしまいます。
これでは、恋人に愛想を尽かされてしまうでしょう。
恋人やその周囲の異性へのやきもちが生まれる場面を思い浮かべると、様々なシーンが想定されますが、イベントの参加に関しては「公私で判断」で十分な指標となるかと思います。
忘年会や新年会、歓迎会や送別会など、所属団体全体が主催するイベントの場合、恋人にも社会的な側面があり、出席しなければならない理由があります。
上記の場合は、たとえ恋人のあなたが嫌な気持ちになろうとも、相手の出席を阻むことは難しいでしょう。
しかし、「同じコミュニティーの同期である男女4人だけで呑む」となると、これは出席の義務や参加する必要性が見当たりません。
恋人のあなたから見れば合コンのようにも思えますし、実に不快でしょうから、これは束縛をしても良いケースに当てはまります。
もちろん、「取引先との飲み会で、商談に必要だ」等、社会的側面(具体的には仕事の売上など)に影響する場合には、柔軟な対応が必要になります。
公的な用事でやむを得ないケースの場合には、恋人として応援してあげましょう。
私的な用事において、異性を含む「仲良し会」に参加しようとしているのであれば、恋人としての立場から、出席する必要性について話し合い、束縛しても良いでしょう。
SNSの絡みや会話の束縛
SNSで他の人とやりとりしていたり、他の異性と話しているだけでも、見ていると嫌な気持ちになることがありますよね。
こういった場合は、なかなか難しいのですが…
これも、「公的な用事がないのであればメッセージは控えて欲しい」「自発的にメッセージを送らないでほしい」と伝える等、いくつか基準を示せるかと思います。
「とにかく必要性の感じられない異性とのコミュニケーションは不快」という気持ち、本当によく分かります。
口頭で話すことを制限するのは難しいので、「あんまりしょっちゅう喋っているから、やきもち焼いちゃう」と可愛く伝える等、相手の同情を誘うような伝え方を心がけてみましょう。
振られない上手な束縛のコツ
なんだか魔術の書ような題名になってしまいましたが…
「恋人に振られない上手な束縛のコツ」についてお話しします。
とは言っても、内容はとてもシンプルです。
下記5つのコツを抑えることが重要になります。
束縛の基準を明確化する
まず始めに、束縛する際の基準を自分の中で明確化すること。
これは束縛に限らず、恋愛全般において言えることで、自分の感情の許容量とか許容範囲を自分で把握しておくことが重要になります。
どちらかと言うと、相手に示すというよりも、自分で言語化しておくことが重要。
なぜなら、束縛する際は、相手に行動を改めてもらうよう説得する形になるので、自分が束縛する根拠を明確に示す必要があるからです。
まずは自分の中で、「私は○○されたら嫌」「○○されたら怒る」というボーダーラインを明確にすることが必要になります。
その基準は先ほどご紹介した「公私で判断する」でも良いですし、あなたと恋人の関係性や二人を取り巻く環境に合わせて独自に考えて見ても良いでしょう。
相手との時間を十分に確保する
束縛をするということは、本来、相手が他の仲間と過ごす予定であった時間をキャンセルさせるということになります。
大抵の場合、束縛はその場限りの話ではなく、「今後○○しないでほしい」という未来も含めた話になるでしょう。
束縛された側としては、「今後他の人たちと遊べない=今よりも暇な未来」が想定されます。
束縛するからには、今後常に、あなたがその空白の時間を埋めて楽しませてあげる必要があります。
恋人も、あなたとより多くの時間を過ごすことはメリットになるはずですので、たくさん楽しませることを宣言し、有言実行しましょう。
常に恋人に対して超誠実に
恋人を束縛する場合には、まず自分がこの上なく誠実な行動をするよう心がけましょう。
束縛したくなってしまうあなたの場合、おそらく愛情深く一途な性格かと思います。
道徳心に溢れ、基本的には誠実な行動を心がけているはずです。
しかし、相手が不誠実な行動をした際に、「仕返し」「イジワルな攻撃」をしていませんか?
仕返しをしてしまうと、あなた自身の格を下げてしまい兼ねません。
そして何よりも、束縛する際の説得力に欠けます。
束縛は、相手の行動を制限すること。
言い換えれば、束縛=相手に行動を改めてもらうための交渉です。
そのため、相手を束縛するためには、説得力が必要になります。
相手がどんなに不誠実な行動をしても、やり返すのではなく、相手の手本になるような行動であなたの誠実さを示し、日々の積み重ねから説得力を手に入れましょう。
普段から相手を認めて褒める
束縛するならば、相手の尊敬できる部分は大いに認めてあげ、日常的に言葉に出してしっかりと褒めましょう。
これは、相手が離れていくことを防ぐのに役立ちます。
恋人の深層心理にある承認欲求を満たすことができるからです。
異性のいる集まりに顔を出してチヤホヤされなくても、愛する恋人が常に自分をたくさん褒めてくれるという安心感は、継続することで徐々に効果を発揮します。
褒める内容はいくつあっても良いですが、付き合っているあなただからこそ分かる「内面的な長所」を褒めることで、「誰より自分を認めてくれる理解者」として認識されます。
短所が可愛いならば、それをイジリながら「そういうところカワイイね」と褒めるのも効果的でしょう。
とにかく恥ずかしがらずにたくさん褒めること。
日常的な積み重ねで、恋人にとって唯一無二の理解者になることができれば、束縛の要求も受け入れてもらいやすくなります。
束縛後は感謝と愛情表現
束縛の要求を相手が了承してくれたときや、実際に実行してくれたとき、心からの感謝と喜びの感情を相手に伝えましょう。
「自分の行動を少し我慢して改めるだけで、こんなに恋人が笑顔になるのか」と感じれば、相手は今後もあなたのために誠実な行動を心がけるでしょう。
束縛を上手く成功させ、その後も円満にお付き合いを継続するためには、相手の行動を感情面から上手くコントロールしなければなりません。
「これくらいできて当たり前だ!」というような態度を取れば、相手はたちまち束縛から逃れようとし、最悪の場合は別れに繋がる可能性もあります。
あくまでも、束縛は説得。
要求を聞き入れてくれた相手への感謝と、「私の気持ちを分かってくれるあなたが好きだ」という愛情表現を忘れないようにしましょう。
「自分の気持ちを考えて欲しい場合、まずは相手の気持ちに寄り添ってみる」ということですね。
束縛の基準を決め説得しよう
束縛の基準を自分の中で明確化・言語化し、恋人を上手く説得しましょう。
常に誠実に接しつつ、感謝と愛情表現を忘れずに接していれば、相手もあなたのことを大切にしてくれるはずです。
束縛は、愛情から芽生える独占欲によるもの。
決して悪いことではありませんし、それもまた一つの愛の形です。
相手の社会的な活動を妨害しない範囲で、賢く相手の感情をコントロールしながら、誠実な行動をしてもらえるよう説得していきましょう。
円満な解決により、二人の仲がより深まっていくことを願っています。