喧嘩から仲直りの流れには、彼氏・彼女を依存させる方法と共通する部分があり、上手に流れを汲むと恋人を依存させることができます。
こんにちは。自分が夢中になる側で始まる恋愛で、徐々に相手に依存してもらえる傾向にある「目白のヨンマ(メジヨン)」(Twitter:@mejiro4ma)です。
あなた自身が彼氏・彼女という恋人の存在に依存してしまうタイプの場合、「相手を依存させたい」と考えたことがあるのではないでしょうか。
「依存」というと響きが悪いですが、自分がいないと何もできないような恋人にしてしまうということではなく、要するに「あなたは一番の理解者だ!絶対に失いたくない!」という状態になってもらうということです。
恋人にとっての「唯一無二の存在」になりたいよね、という話です。
心理学的な観点から見ると、恋人を依存させる方法は再現性の高い方法論として体系化することができ、上手く実行すれば相手からも依存される関係性を築くことが可能です。
その際にキーワードとなるのが「喧嘩」と「仲直り」です。
「カップルに喧嘩はつきもの?喧嘩が必要な理由と解決の秘訣」の記事でもお話しした通り、カップルの喧嘩は価値観の共有・意見交換の場として必要不可欠です。
そして、今回紹介する相手を依存させる方法を実行したいのであれば尚更のこと、喧嘩から仲直りの流れは必須になります。
つまり、それだけ喧嘩が相手との関係性を深めるために必要なものであるということなのです。
だからと言って、意味も無く喧嘩をふっかける必要はないのですが、「喧嘩は悪いことばかりではない」ということです。
※当記事では、説明のために「DV」「暴力」を例として取り上げておりますが、暴力を推奨する内容のものではありません。予めご了承ください。
目次
彼氏・彼女を依存させる方法
彼氏・彼女を依存させる方法は、心理学的に説明できます。
恋人を依存させる方法が知りたいのであれば、その心理学的メカニズムを理解するところから始めましょう。
DVに学ぶ恋人依存のメカニズム
よく挙げられる例ですが、「DV彼氏に依存する彼女」の話。
周りから見れば「暴力を振るう男のどこが良いの?別れるべきでしょ」と思うのですが、当の本人は「彼は優しい一面もあって、私のことを愛してくれているんです」と言うのです。
これが依存のメカニズム。
これを心理学的には「緊張」と「緩和」という言葉を使って説明します。
暴力を振るうことで「緊張」を与えた後、「ごめん、愛しているよ」と抱きしめ、緊張していた場の空気や感情を「緩和」する。
もちろん暴力を振るうことは許されることではありませんし、暴力を振るうような人はそこまで計算して暴力を振るっているわけではないでしょう。
しかし、この「緊張→緩和」の流れの中には、二人の間にたくさんの感情が渦巻くドラマが含まれているのです。
例えるなら、ハッピーエンドの映画のようなもの。
映画の最後にハッピーエンドで感動するのは、その途中にある辛く悲しい場面を含んだ壮絶なストーリーがあってこそですよね。
「二人の結婚に最後まで猛反対していた頑固な父が、最後には笑顔で二人の結婚を祝福し、結婚式のために練習したピアノを披露してくれた…」
上記のようなストーリーは、「緊張→緩和」の王道です。
こんな状況になれば、誰だって「お父さん、ありがとう…大好き!」となるでしょう。
つまり、一度どん底を味わうと、その後の喜び・幸せの感情が倍増され、相手に対してより強い好意を抱くようになるのです。
依存させる方法を口喧嘩で再現
彼氏・彼女を依存させる方法は、もちろん暴力を振るわずに実行できます。
念のため書きますが、「暴力はダメ」です。
上記の説明ではイメージが湧きやすいよう暴力・DVの例を挙げましたが、当然のことながら暴力はどのような理由があっても許されるものではありません。
では、暴力を振るわない平和的な方法で恋人に依存してもらう方法とは、どのようなものでしょうか?
先ほど説明したように、恋人に対する依存は「緊張→緩和」の流れによって生まれやすくなります。
それでは、恋人と過ごす中で「緊張」が走るシーンを想像してみてください。
その中の一つに、喧嘩中のシーンが浮かぶかと思います。
まさにその通りで、カップル間で喧嘩が勃発している最中は、二人の間に「緊張」の空気が漂います。
そして、仲直りをすると…?
そう、喧嘩中の緊張していた空気が、仲直りによって「緩和」されます。
「喧嘩→仲直り」は「緊張→緩和」に綺麗に当てはまるのです。
つまり、喧嘩は「相手に依存してもらえるチャンス」ということです。
では、具体的には、相手を依存させる方法はどのようなものなのでしょうか。
そのポイントや手順について見ていきましょう。
仲直りで依存させる方法
恋人を依存させる方法は、「緊張→緩和」の流れが重要となるので、仲直りしたいと感じた時点ではなく、喧嘩中から意識することが重要です。
また、ひとつだけ条件があります。
とは言っても、それほど難しいことではありません。
喧嘩の原因が相手にあること
依存させる方法を実行するためには、喧嘩の原因が自分ではなく相手にあるということが条件になります。
自分が原因で相手を怒らせることになった場合は、相手を依存させる方法は無視し、真摯に向き合って謝罪しましょう。
相手を論理的に諭す
上記の相手が悪いという条件が揃っているならば、あなたが悲しんだり傷つくようなことを相手がしたということでしょう。
そして、あなたなりに意見があって恋人へとぶつけた結果、喧嘩へと発展したはずです。
相手が悪いのであれば、論理的に相手を追い詰めましょう。
あくまでも、感情的に暴言を吐くのではなく、論理的に議論するのです。
論理的に追い詰め、相手の反論の余地・逃げ場をなくすことが目的です。
そもそも、あなたが嫌がることをしている時点で、相手は恋人として間違っているため、この条件下では基本的にあなたが有利になるはずです。
悲しみや怒りの感情を、論理的に言葉にし、相手に説明し、反論されようとも「恋人が傷つくことを進んでする意味が分からない」等の言葉で否定します。
とにかく、相手が悪いという前提があるならば、少々強気で議論に臨みましょう。
ただし、感情にまかせて暴言を吐くことはあなたの価値を下げ、結果的に振られてしまう可能性もあるので控えましょう。
あくまでも「論理的に」です。
ヒートアップ後に依存の必殺技
仲直りで依存させる方法の中で、最も重要な部分です。
論理的な議論が前提であっても、カップルの喧嘩はある程度ヒートアップするもの。
相手が素直に謝ってくれる場合もあるので、ヒートアップは必須ではないのですが、論理的な話し方で相手を追い詰めて「やはり自分が悪いのか」と思わせたところで必殺技です。
- まずあなた自身が落ち着くために深呼吸を3回程度
- 腕を大きく広げ「おいで」
- (相手が拒否するなら自分から)抱きしめる
- 「自分も言い過ぎた」など謝り、その上で問題の解決を提案する
これだけ。
あとは喧嘩の度に実行するのみです。
ただし、③で緊張が緩和され、解決したような気分になってしまいがちですが、④も忘れずに。
喧嘩は、二人の間にある問題の根本的な解決が目的です。
そして、殺し文句「おいで」は絶対です。
ハグする時に「おいで」なんて言われたら、いつだって喜んで飛んでいきませんか?
日常的に取り入れたいほど優しさに溢れた言葉です。
相手からすれば、論理で固めた言葉たちで自分の悪い点を責められ、言い逃れができず逃げ場を失った後、腕を大きく広げた恋人から「おいで」と言われ抱きしめられる感覚は、まさに「緊張→緩和」です。
相手が拒否しても、自分から抱きしめましょう。
ハグによって得られる安心感は絶大です。
根本的な解決と愛の言葉
上記の「恋人を依存させる方法『おいで→ハグ』の仲直り」には、ひとつだけ欠点があります。
それは、使い方を間違えると喧嘩の目的がうやむやになり、根本的な問題の解決にならない場合があることです。
「カップルに喧嘩はつきもの?必要な理由と解決の秘訣」で説明している通り、喧嘩の目的は「根本的な問題解決」にあります。
相手を依存させる仲直りの方法が遂行できたとしても、あなたが嫌な気持ちになった根本的な原因を解決できなければ意味がありません。
そのため、手順④の問題の解決までしっかりと実行しましょう。
一度緊張感が緩和された時点で、二人の感情は冷静な状態に戻っていることでしょうから、話し合いは比較的スムーズに進むはずです。
その際、「好きだから、○○されて悲しかった、寂しかった」と愛していることを伝えた上で、できる限り相手の気持ちにも寄り添い、今後の改善策を二人で一緒に考えるようにしましょう。
- ストレートな愛情表現
- 「悪気はなかったよね」等、相手に寄り添う言葉
上記2点は必ず意識したいポイント。
「大事にしてくれていて、一番の理解者だ」と感じてもらえたら、より依存させやすくなります。
緊張感ある雰囲気から一転して優しく抱きしめられ、「好きだから悲しかった」と言われれば、恋人もある程度あなたの気持ちを汲んでくれるはずです。
そして、せっかく仲直りの雰囲気が出来上がったのですから、相手の気持ちも少しは理解してあげる姿勢を見せましょう。
どんなに相手に非があったとしても、理解しようとする姿勢を示すことで、恋人はあなたのことを「自分を理解してくれる存在」とより強く認識するようになります。
依存させる方法は絆を深める
彼氏・彼女を依存させる方法と聞くと、駆け引きの多い恋愛をするかのように感じてしまいますが、長く続くカップルは無意識にこういった質の高い喧嘩・仲直りをしています。
恋愛は相手の気持ちが自分に向いていてこそ成り立つものです。
そのため、自分の愛する恋人が自分に依存してくれたら良いのに…と考えるのは普通のことですし、そのためにちょっとした工夫を施すことも、恋愛を長続きさせるためには必要なことです。
長く付き合えば二人の間の新鮮味はなくなっていきますし、こればかりは仕方のないことです。
だからこそ、新鮮味に勝る「一番の理解者」という魅力を身につける必要があります。
そして、実際にあなたがどんなに恋人を深く理解していても、恋人がそれを感じ取る機会がなければ、その理解は無いものと同然です。
そういう意味では、喧嘩から仲直りにかけての流れこそが、最も恋人に「自分にとって一番の理解者だ」と感じて貰いやすいタイミングになるでしょう。
「喧嘩の仲直りを通して彼氏・彼女を依存させる方法」を身につけると、恋人とより深い関係性を構築することができます。
あなたと恋人がより強い絆で結ばれるよう、上手に活用してみてくださいね。